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2008/07/08(火)

日記::2008年7月 モジモジ

食品の偽装とか廃棄とか

 テレビでウナギのニュースを散々やってるのでウナギが食べたくなった、というのは、僕もそうで、まぁ、似たような話はあちこちにあるのだなぁ、と小さく笑う。でも、やはりというかなんというか、ウナギを食べるのを潔しとしなかったので、結局、アナゴでまにあわせた。こちとらアナゴを「ウナギ」と偽装されても多分気づかないくらい鈍い人間なので、まぁ、十分満足。個人的には、ウナギの蒲焼よりアナゴの天ぷらとか蒸しアナゴとかの方が好きだ。

 あと、食品廃棄なぁ。ウチの近くにおいしいパン屋さんがあって、たまに買ってたんだけど、夜遅く店の前を通りがかったときに、大量のパンをゴミ袋に廃棄しているのを見て、以来、なんとなく足が向かない。どこの店でもやってて、その店だけをどうこう言うつもりはないのだが。やっぱりこの世の中は仕組みとしてどっかおかしい。ホームレスへの炊き出しに使えばいいのに、みたいな話はよくある。実際やったところもあるらしいんだけど、そこではやめてしまったそうだ。なぜかというと、「エサをやるからホームレスが集まるじゃないか」とか非難されたりするそうなんだ。客商売がこういう非難を無視できるわけがない。なんともいえない嫌な感じのする醜い話。

コード・ブルーとTomorrow

 医療をテーマにしたドラマが二本スタートした。初回を視聴したが、実に対照的。>フジ系「コード・ブルー」TBS系「Tomorrow」

 かたや「コード・ブルー」は「一秒でも早く現地に到着して救命する」ために、ヘリで派遣されるドクターの話。もうすこし詳しい説明は、番組の紹介ページを参照のこと(「ドクターヘリの現在、そして未来」)。で、かたや「Tomorrow」では医師不足のために搬送されてきた患者に対応することさえできない地方の基幹病院の話。第一回では花火の事故で大量の怪我人が搬送されてくるのだけど、当直医は一人、怪我人の一人をこのまま処置できずに見殺しにするかどうかという瀬戸際の場面で、菅野美穂演じる看護師が気管切開処置を行う(看護師の医療行為は法律上認められていない)。つまりは、救命のために限界ギリギリまで資源を投下する現場の話と、崩壊寸前にまで資源枯渇しつつある現場の話。くらべて見ていくと、おもしろいかもしれない。

 でも、エドはるみの看護師長はなぁ(笑)。いや、ダメってんじゃなくて、ちょっと驚いた。慣れの問題だと思いますが。

新しいヘーゲル、読了

 承前長谷川宏『新しいヘーゲル』を読了。

 非理性的なものを断固として拒否し、世界は理性を介して交わることが可能なものであると信じ、それを実践したヘーゲル。理性万歳、近代そのものみたいな人ですね。でも、こういう楽観主義的傾向ってのは、ある意味おまけみたいなもんじゃないかな。ヘーゲルにおいては、古い認識に収まりきらない現象との出会いが新たな認識枠組みの再構築に向けた運動を引き起こすわけで、つまり、それが弁証法なわけで、そういうダイナミックな部分に着目するならば、ポストモダンだって似たようなこと言ってるわけだし。今、ヘーゲルを読んだとして、使えるものもたくさんあるんだろうな、とは思った。少なくとも、ヘーゲルが「ここが終着駅だ!」と言ってしまっているのは*1確かにヘマかもしれないけど、ローティあたりが「終着駅なんてないんだ!」とか言っちゃっているのも同じかそれ以上にヘマだと思うわけで、片方だけ叩くのはフェアじゃないよね。

*1 : たとえば、フランス革命賛美のあたりとか。


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