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2008/08/01(金)

日記::2008年8月 モジモジ

定員割れ私大のこととか

 「私立大:47%が定員割れ…今年度、半数未満も29校」@毎日jp。こういうの見て「日本は大学が多すぎる」とか言い出す人が出てくるんだけど、ちょっと待った。いつも言うことなんだけど、世界一人口密度の高い教室で、その一人一人から世界一高い学費を搾り取っている日本の大学が、それでも経営難に陥るってのはどういうことかを考えなければならない。別に、そこで働いている人がボッている、というわけではない*1。公的支出が少なすぎるんだよ。前にも書いたけど*2。やりようはある。

 で、「定員割れ」というとき、その定員とは「世界一人口密度の高い教室」を前提にしたものであることを考えなければならない。定員割れしてるんなら、ちょうどいいから、定員そのものを3割くらい減らして、3割分の学費を公費助成すればいい。ついでに、定員確保してる大学は「学生詰め込みすぎなので」、そっちも定員減らしたらいい。そしたら、日本の大学進学率は今よりもっと低くなるので、そもそもの社会資本の充実度としてみるならば、むしろ「大学は足りない」ということになるんじゃないかな。

 ニュース元の私学事業団というのは、私学の社会保険関係の元締めで、保険料関係を運用している団体。運用の中で、私学への融資を行っていたりもする。で、ここ数年、「大学も倒産の危機!」みたいな煽り報告書を続けて出している。どうしてこういう団体がそういうことを言いたがるかというと、今後やばそうな大学には融資をストップして、早いところ潰れてもらって、焦げ付き融資を出さないようにしたいんだな。でも、「振興」事業団なもんで、実際つぶれる大学が出てきたときに、その存在意義を問われることになる。だから、今のうちから「自分らのせいじゃないよ」とアピールしているわけだ。皆さん心の準備しておいてね、というわけ。

 まぁ、そういう都合はわかるけれど、その前に、先に述べたような国レベルでの高等教育政策のゆがみをきちんと批判すべきなんだよな。「振興」事業団なんだから。けど、そういうガチで国とぶつかるようなことはしたくないんだろうね、関係者的には、という話。大人だよね。まったく。

*1 : いや、もう少し下げてもいいところもあるけど、安い大学はメチャ安いし、一口にいって格差がスゴイので、一般化できません。

*2 : 「大学塾を読む(3)」とか。

共産主義の名の下に

 共産主義の名の下にとにかくたくさんの人が殺されたという歴史に言及する人は、反共産主義の名の下にも同様にたくさんの人が殺された歴史にほとんど言及しないし、自由主義の名の下に殺された人、現在進行形で殺されつつある人のことにもほとんど言及しない。たまに言及すると、「そんなことに言及する奴は共産主義者だ」とDISる。なんじゃそら。

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