ようこそゲストさん

MOJIMOJI's BLOG

2011/09/16(金) 9.18「新宿の友12名の不当逮捕に抗議するデモ」

はてブ 日記
 あちこちで話題になってますが、9月11日東京新宿で行われた反原発デモで、12名という大量逮捕が行われました。罪状はなんやかや言ってますが、当然全部不当逮捕です。逮捕された中の一人は日本語話せないフランス人男性だそうなんですが、逮捕理由は「暴言を吐いた」とかなんとか。警備の警官たちはよほどフランス語が堪能なのですね。んなアホな。見るに堪えない逮捕の様子はこちら。なにもしていない防護服コスプレの二人に対し、外国人排斥を訴える差別者団体の煽りに乗って警官たちがとびかかり、地面に組み伏せています。



 あまり知らない人もいますけど、世の中に数多ある企業その他の組織と同様、警察だって世の中のしがらみの中にある、普通の人間が作っている組織です。たとえば東京電力や関西電力に警察OBが数十人という単位で天下ってます。そういうものなので、普通にあちこちにみられるようなだらしなさがあって当たり前なんです。別に特別なわけじゃない。それだけでなく、いまここを読んでいるあなた、「不当逮捕なんて、まさかそんな!」と思っていません?思っているとすれば、まさにみんながそう思っているがゆえに、警察は不当逮捕をやりやすい状態にあるわけです。

 元々、公判を開いても罪に問えないわけですから、逮捕自体、デモ参加者を怖がらせるための見せしめなわけです。アホな話ですが、その程度。結局どんどん釈放してるわけですが*1、普通の人は逮捕されて二日も放り込まれると、身体的にも精神的にもしんどいし、社会が「不当逮捕なんてあるわけない」と思えば被逮捕者に対して不審の目を向けるでしょうから、社会的にさらにしんどくなるわけです。するとますます不当逮捕やりたがるので、市民が警察に厳しい目を向けることはとても大事です。

 逮捕したり、勾留したり、マスコミに一方的に情報流して書かせたり、そういう仕事を「金をもらって」やれる人員も確保しており、ありとあらゆる強大な力をふるう警察に対して、デモ参加者というのは金も権限も何もない無力なものです。もともとまったく非対称な関係の中で、力のある側が好き勝手やってる(やれる)という構図なわけですから、「よくわからない」という状況なら、断然「逮捕された方」のカタを持ってあげてください。お願いします。「場を公平に」するためには、「個人は弱い方に立つ」必要があるというのは基本で、「個人が公平に」ふるまおうとすると、それは強い側に常に有利な結果をもたらします。注意しましょう。

……って話をすると、警察怖い、デモ危ないと思います?そういう方は是非に、次のフランクさんのインタビューの動画見てください。6人だけ釈放されてて、そのうちの1人で、釈放直後のインタビューです。聞くとわかりますが、全然警察を怖がってない。別になめているとかそういうことじゃなくて、フランス人気質というのもあるのでしょうが、心の根っこのところで「悪いことしてないのに捕まるのはおかしい」ということへの確信があり、それは社会に受け入れられるべきだし「受け入れられるはずだ」という根源的な信頼がある、ってことかとも思います。見習いたいというか、うらやましいというか。>フランク夫妻インタビュー

 というわけで、この件に対する抗議デモの告知。
すでに知っている人も多いと思いますが、
9月11日に新宿で行われたデモで警察が大弾圧を行い12名を逮捕。
うち7名は釈放されましたが5名に拘留延長がついています。
彼らが逮捕された日と同じ9月11日に
反原発のデモを大阪で行った有志が相談して、
18日に反弾圧、反原発のデモを行うことにしました。

タイトルは
「新宿の友12名の不当逮捕に抗議するデモ
弾圧する暇があったらさっさと原発止めろ!!」

集  合 : 9月18日 4時00分

集会開始 : 4時30分

デモ出発 : 5時20分

場  所 : 浪速公園
http://bit.ly/rk85GL 
私たちが911にデモに出た公園から南南西に少し行ったところです。
デモコースはほぼ911と同じコースになります。
 以下、新宿での弾圧の様子がわかる映像です。
  1. 2011.9.11新宿反原発デモ 警察のすさまじい暴力・不当逮捕の瞬間
  2. 9/11 反原発デモ 新宿甲州街道で公妨逮捕!! - YouTube
  3. 2011.9.11在特会に抗議しようとした脱原発デモ参加者逮捕の瞬間【1】
  4. 9.11新宿デモでの出来事
  5. 2011.9.11原発いらねぇ新宿デモ1/2 - YouTube
  6. 2011.9.11原発いらねぇ新宿デモ2/2 - YouTube
  7. 2011.9.11新宿反原発デモ 警察の暴力・不当逮捕と言われた逮捕現場 - YouTube
  8. 新宿南口で反原発デモ 〜 警官に取り押さえられる人 - YouTube

追記

 デモの告知ページができております。>「直ちに仲間をかえせ!」デモ

2011/09/07(水) お米の袋のこと

はてブ 要請活動
 なんのことかと言いますと、次の写真の件です。>写真

 写真のキャプションには「福島のホームセンターで米の産地偽装のための他県の米袋が、飛ぶように売れています…福島の友人情報が記事になった。ダイヤモンド」と書かれてる。「ホンマかいな?」という感じでツイッターで話題にしたところ、「無農薬のお米を収穫した際、新しい米袋だと中に塗ってある薬品が濃すぎてよくないとかで、前から使用済みの米袋は各地で売られてる」との情報が。なるほど、売ってること自体はあり、また、それなりに理由のあることなんですね、と。

 ただし。従来であれば、わざわざ古い検印の入っている袋につめかえて売るなんてことはバカバカしいのでやるわけないのですが(新しい米の方が値打ちあるわけで)、現在は放射能問題で事情が変わっていて、古い米に偽装する意味ができてしまってる。なので、元々は「産地偽装のため」ではないにせよ、産地偽装がしやすい状況になってるのはゆゆしき事態なのかもしれません。

 というわけで、一応、農林水産省に電話してみました。最終的に、農林水産省の表示・企画課というところで上記内容を話す。

 当初「そういう袋につめかえて売っていれば違反なので、違反があれば調べて指導します」とか言ってたので、「それは当然やるの知ってますけど*1、「使用済み袋をリサイクルする場合は、検印とか表示部分を塗りつぶすこと」とか通達しておけば、低コストで未然に防止できることですから、防止の線できちんと検討してください」と伝えました。電話の相手が変わったりして、最終的に同課内の米穀流通監視室というところに意見を上げるとまでは回答してくれました。ただ、やる気なさそうなんだよな。印象だけかもしれんけど。

 続いて、大阪市の消費者センターに同じ内容を伝える。担当の人は「確かに、そういう問題はありうるかもしれませんね」と同感してくださいました。ただし、そういう意見が来たということを伝えることはできるけど、基本的に施策そのものを実施するところではないので、民間の消費者団体など、施策を実施するように働きかけるところにも同じ内容を伝えておくとよいですよ、とアドバイスを受けました。

 というわけで、消費者団体を検索してみたのですが、どこに電話すりゃいいかよくわかんない。とりあえず小休止。知恵求む。

 しかし、最近電話ネタ続きだな。

追記

 またまたツイッターで別の方に教えていただいて、食の安全・監視市民委員会という消費者団体にメールしてみました。

追々記

 一応、上に述べたような通達はある、との情報。>『一応「「使用済み袋をリサイクルする場合は、検印とか表示部分を塗りつぶすこと」とか通達」はある(油性ペンか何かででっかくバツを書かなくてはいけない)』*2

*1 : それすらしなかったら、一体何の仕事が残ると言うのだ。

*2 : http://b.hatena.ne.jp/koumet/20110907#bookmark-58117026

2011/09/02(金) 朝日ガン大賞を長崎大・山下が受賞

はてブ 要請活動
 昨日、山下俊一氏が朝日がん大賞を受賞というニュースを聞いてぶっ飛んだ。

 山下と言えば、今回の原発震災発生直後から福島県健康リスク管理アドバイザーとして「100ミリシーベルトまでは大丈夫」などと放言するなど「活躍」し、解任を求める署名活動、現在は刑事告発までされている。そんな中での受賞なのだから、驚くのは当たり前だ。ちなみに、家族が福島県内で被曝している僕個人にとっても、許しがたい人物の一人である。

 というわけで、朝日新聞・お客さまオフィスに電話してみた。
  • 多くの批判が寄せられている渦中の山下氏を選出した経緯を教えてください。
    • 日本対がん協会の専門家の人たちに選出を任せており、朝日新聞そのものはかかわっていない。
  • だからといって、問題ある人物に授与したとしたら、朝日新聞にも責任はありますよね。
    • それはその通り。
  • 専門的な業績の評価はともかく、3.11以降の山下氏の言動やふるまいへの批判は一般に報道されているだけでもかなりあるはず。ならば、対がん協会から山下推薦の連絡を受け取った時点で、山下氏への批判を踏まえて選出理由を確認する責任があったはずだ。その点について、朝日新聞社側はどういう見解を示したのか。
    • お客さまオフィスでは承知していない。
  • 承知しているところにつないでもらうことはできるか。
    • 取材で社を離れていることも多いので難しい。
  • 上記した点について、社としての見解はハッキリ形に示す責任があるはず。
    • その点についてはお約束はできないが、そのように申し伝えます。
  • でないということはありえないですよね。
    • 約束はできないが、個人的にはそのように信じる。
  • どのくらいで示されるのか。
    • その点はわからない。
  • 約束はできなくても、ルーティン会議の頻度や連絡の密度などから、この件の検討にどのくらいの時間が必要か、10日程度なのか、2、3日なのかなど、だいたいわかるはずだ。こちらで考えるに、1日もあれば可能な話だと思うが。*1
    • やはりお返事はお約束はできない。
  • お客さまオフィスとして約束は無理だと思うが、そのくらいで可能な話のはずです、ということも含めてお伝えください。
    • そのようにします。
 どうも、山ほど電話とかかかってきているらしい。(元からか、抗議電話を通じていろいろ知ったのかはわからんけど)電話応対してくれた人も、個人的には問題だと思っているようだ。

 というわけで、1日待つ。何も出てこなければまた電話するかも(笑)。

*1 : 関係している部署では、2時間おきくらいに簡単なミーティングが持たれているそうですので、他の案件を検討するとしても、そのくらいあれば可能だろう、と。

2011/08/30(火) 大阪府・汚染瓦礫(ガレキ)受入れ問題

はてブ 要請活動
 「大阪府が汚染瓦礫の受け入れを検討しているらしい」との話がネット上で出ているのですが、報道等も特になかったので、大阪府に電話してお尋ねしました。「大阪府循環型社会推進室資源循環課」というところです。これまでの流れも含めて、丁寧に教えていただきました。
  • 3月11日 震災発生
  • 直後、環境庁から「震災で生じた大量の瓦礫を処理するために、広域的に処理を受け入れてもらう」ことを、(被災地と沖縄を除く)全都道府県に依頼。
  • 各都道府県で、処理施設を持っている市町村に処理能力等の問い合わせ調査を開始。4月中には終了。
  • 本来なら、その後順次受入れということになるが、放射能汚染の問題があるため、一旦保留。理由は「研究所や通常稼働の原子炉からの廃棄物についての基準はあるが、今回のような事故時に出てくる廃棄物の基準はない」から。保留のまま現在に至る。
  • その後、環境省から一定の考え方が示された(8月11日「災害廃棄物の広域処理の推進について」)、それに沿って検討中。
  • 資源循環課の下に有識者委員会を設けて、検討するとのこと。
  • 結論を出すのはできるだけ早い方がいいはずだが、早く出すよりきちんとしたものを出す方が大事なので、どうしても年内いっぱいくらいかかるのではないか、との話。
 電話では、「元々の基準は、健康被害を起こさないようにという趣旨で作られた基準なのだから、事故があったから緩めるというのは理に合わないのではないか。従来基準に沿って運用する、というのが筋だと思う」と伝えました。

 まだ検討開始するというところなので、懸念を持っている人は、ぜひ、府に意見を伝えましょう。>大阪府/府政への意見*1

*1 : この件の問い合わせが多いせいか、「災害廃棄物(がれき)の広域処理について」というFAQができてますね。

2011/08/04(木) 要求は多い方がいい

はてブ 日記
 少し話題を変えて。

 労働組合の活動をやっていてよく聞いたのが、「なんでも要求するのではなくて、要求項目を絞り込んだ方がいいのではないか」という意見だ。一見すると、「そうかも」と思いがちなんだけど、経験上、これは絶対にマズイのでやめた方がいい。

 たとえば、非正規雇用の待遇改善か、全体賃金のベースアップか。どちらか絞って要求するよりは、両方要求して「交渉の中で」攻め口を絞っていくのがいい。というのも、非正規雇用の待遇改善だけを言うと、「すべての人に苦労をかけているので一部の人だけの待遇改善はできない」とか言い出してくる。もちろん、「多くの正規雇用職員は、差別的な待遇格差のために働きにくいと感じているので」と言い返してもいいし、また、それも言うのだが、「じゃあ、全体賃金のベースアップしてよ」という返しも同時にしておくわけだ。

 さらに続けておくと。賃金要求には「財政的に待遇改善はできない」とか言い出してくるのは確実なので、財政状況の分析は徹底的にやるし、それだけでなく、「将来の経営方針をきちんと教職員に明示せよ」「執行部の議事録を開示せよ」という要求も入れておく。「財政的に待遇改善できますよね」というのは証拠をつきつけるし、すると「将来のために残しているんだ」と言い出すのは確実なので、「将来計画を明示せよ」という要求が生きてくる。さらに「詳細な計画を明示するのは難しい」と言い出すのも確実なので、「だったらその都度の議論の状況を開示すればいいじゃないですか」ということで、執行部の議事録開示という要求につながる。

 要するに、要求項目が多いということは、攻撃が分散して薄くなることを意味するわけじゃなくて、交渉時に使える攻め口をたくさん用意しておくことを意味する。実際に、どの論点に時間を割くかというのは、作戦も立てるし、現場の成り行きの中でも臨機応変に考えていくことになる。

 こう言うと、「なんでもかんでも要求する限度を知らない態度では、単なるわがままとみなされて、最初から話を聞いてもらえないのではないか」といった意見も出てくるのだが、そもそも労働組合なるものは「単なる労働者のわがまま」を要求してはならない。一つ二つ三つと労働者のわがままをリストにして要求しているのではなく、すべての要求は「そうするのが正しいじゃんね」という理屈を立てて要求するものだし、そうでなければならない。そして、たくさんの要求についてその正当性の根拠を作っていくと、それは一つの体系的な考え方を浮かび上がらせるようになるのであって、そこで首尾一貫性という強さを獲得することになる。そして、労働組合は「使用者に応答することを強制できる」こと以外、なんの権限もない組織である以上、この首尾一貫性以外の武器はありえないのである。

 また、すべてを一度に実現できることは、まずないのだが、その場合でも、実現したことの位置づけをハッキリさせることができる。使用者側はなにかと「こちらも精一杯努力しているじゃないか」と評価を求めてくるのだけど、膨大なやるべきことリストの一つか二つをやっただけじゃないですか、ということが、練りこまれた要求項目と議論の積み重ねが明らかにするので、変な恩の着せられ方をしなくて済む。このことが、次の交渉に役立つ。